教育現場の現実

持続可能な教育現場を目指して

仕事始め

「にわとこ」です。

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学校は、ただいま冬季休業中です。

職員の勤務は、年末年始休暇明けの

1月4日です。

 

不思議なことに、

4日、5日と「学校休業日」とされ、

学校は閉まったままです。

校門や昇降口にはそう表示されています。

 

職員は、有給休暇を取るように

言われています。

 

これは、地方公共団体による

教員の働き方改革の一環です。

 

そのため、三連休があるので、

学校の仕事始めは、1月9日です。

もちろん年末にも学校休業日がありました。

12連休です。

 

メリットは、休めることです。

これに限ります。

 

ただ。デメリットは多数あります。

まず、職員は教員だけではありません。

事務職員、栄養士もいます。

これらの職員は、授業があってもなくても

決まった仕事があります。

月に5日ずつ勤務日が減ると、

その皺寄せが勤務日にきます。

かなりきつそうです。

 

次に中学校の部活動。

流石に学校休業日には特別な事情がない限り

部活動は行いません。

運動部の中には、三連休には活動を始めます。

顧問は、休めません。

 

学校が再開される日は、

午後まで授業があります。

昼食は?

 

前日までお休みをしていては、

食材の荷受けができません。

食器の洗浄もできません。

給食を出すのは難しいです。

そのため、お弁当を持たせる学校も

あるようです。

 

にわとこの学校では、

1月5日に半日、栄養士と調理員が

出勤して給食の準備をするようです。

もちろん賃金は発生しません。

有給休暇をとっているからです。

 

調理員は、外部委託なので、

賃金については不明です。

 

また、この日に3年生の

学年末テストを実施します。

テスト問題は、12月中に作成、

印刷しておく必要があります。

終わらない先生もいます。

 

学校再開前に出勤して、

印刷する先生もいるようです。

「仕事が遅いから、仕方がない」

では済まされないと思っています。

 

などなどデメリットがあります。

 

「学校休業日」は、

地方公共団体が一方的に指定します。

ほぼ条例のようです。

学校現場のことは考慮されていません。

 

こうしたことが、多々あります。

それらが教員の仕事を圧迫し、

困難なものにしています。